東京の木密地域を「懐かしいけど新しい未来のまちなみ」に東京三会建築会議が提言

東京の建築設計の職能3団体(東京建築士会、東京都建築士事務所協会、日本建築家協会関東甲信越支部)で組織する「東京三会建築会議」はこのほど(2016年11月)、東京オリンピック・パラリンピック以降の東京の都市構想に関する提言「東京構想POST2020」をまとめ、東京都に提出した。
構想では、東京の防災上の大きな課題となっている“木密地域”について、すべてを建て替えずに安全性を高める効果的な延焼遮断方法を提案。
その上で、「下町の風情や路地文化を保全しつつ、新しい安全な建物との融合を図り、『懐かしいけど新しい未来のまちなみ』を創出」するため、「準・伝統的建造物群保存地区制度」の創設を提言した。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2016年11月)