冬の高齢者の入浴中の事故に注意を消費者庁が2016年に引き続き注意喚起

消費者庁は2017年1月25日、高齢者の入浴中の事故が冬季に多発することから、安全に入浴するための注意点をまとめた。
厚生労働省の人口動態統計によると、家庭の浴槽での溺死者数が11年間で約7割増加し、平成27年に4,804人にのぼり、このうち65歳以上の高齢者が9割を占める。
冬季の入浴中の事故は、寒い脱衣所から暖かい浴槽内に移動した際の急激な血圧低下、いわゆるヒートショックによるものが少なくないと推測される。
消費者庁が今回まとめたポイントを注意することに加えて、断熱リフォームなど住まいの性能向上も促していくことが求められる。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2017年2月)