相次ぐ自然災害  地場工務店はどう備えるか?

 大阪北部地震、さらには台風21号と立て続けに災害に見舞われた関西地区。多くの工務店が住宅・建築物等の災害復旧に取り組みながら通常業務も行う状況が続いている。京都市内で注文住宅や古民家改修を行っている㈲comfort lifeの奥田拓司社長によると、台風21号の被害で多かったのが屋根だという。屋根の素材は、日本瓦、セメント瓦、トタン、シングル、ポリカーボネートなど様々だが、「中でも広範囲にまで被害を与えていたのがセメント瓦」だったと語る。割れた瓦がブーメランのように飛散し近隣の壁や窓を傷めるケースが見られた。一方で、日本瓦も一見派手に散らばっているものの、ある程度の重量があるためか、もとの屋根上やその住宅の敷地内に散乱している程度だったという。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2018年10月)