1~9月労働災害発生状況(10月速報値)

建設業は死亡者数減も休業4日以上の死傷者数は98人増

 厚生労働省は今年1月1日から9月30日までに発生した労働災害について、10月9日までに報告があったものを集計・発表した。死亡災害の発生状況について業種別にみると、全死亡者数577人のうち、建設業が203人(35.2%)で依然として最も多いことが分かった。前年同期比では9人マイナス(4.2%減)。
 同調査は事故の型別労働災害発生状況(10月速報値)についてまとめたもの。建設業の死亡災害の内訳は「墜落・転落」が86件で1位(42.3%)、「はさまれ・巻き込まれ」が19件で2位(9.3%)。「崩壊・倒壊」が18件で3位(8.8%)、「飛来・落下」と「交通事故(道路)」がそれぞれ17件で4位(8.3%)だった。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2018年11月)