「都市のスポンジ化」

対策へ/小規模で柔軟な土地区画整理活用ガイドラインを作成(国土交通省)

人口減少社会を迎えた地方都市をはじめ、多くの都市の市街地で、空き地等がランダムに発生する「都市のスポンジ化」が進行している。生活利便性の低下や居住環境の悪化などにつながることから、国土交通省は「小規模で柔軟な土地区画整理活用ガイドライン」を作成し、11月20日に公表した。
国交省は、「空間再編賑わい創出事業」や「敷地整序型土地区画整理事業」等の柔軟な区画整理手法を組み合わせながら、小規模でも素早く空き地等を集約し、医療・福祉施設や子育て施設などの導入を図ることが有効と強調。都市のスポンジ化に取り組む地方公共団体や民間事業者等を支援するため、今後、説明会等を通じてガイドラインの周知・活用を図る計画だ。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2018年12月)