CLT外壁の中高層木造ビル実現へ

日本CLT協会など2時間耐火性能を持つCLTの国交大臣認定を取得

(一社)日本CLT協会は東京農工大学、森林総合研究所と共同で日本初の2時間耐火性能を持つCLT(直交集成板)外壁を開発し、11月7日に国土交通大臣認定を取得した。荷重支持部にCLTを用いた外壁の2時間耐火構造としては日本初の認定取得。また、間仕切壁についても既認定より耐火被覆の薄い2時間耐火構造を開発し、認定取得したことも発表した。
これまでCLT構造の外壁は2時間耐火の性能を持つ認定品が無かったため中高層建築実現の障壁となっていたが、同認定により今後は防火上の階数制限を受けずに用いることができるようになる。またCLT協会に参画する企業の持つCLT床等の耐火構造を組み合わせることで、建物全体にCLTを使用した中高層建築物も実現できる。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2018年12月)