10連休で商況にも影響が

東京材木商協同組合相場調査委員会

 東京材木商協同組合相場調査委員会は4月23日に木材の標準価格について調査、発表した。それによると4月の商況は「やや悪い」から「悪い」が大半だった。調査委員会の各委員は5月も同様の商況ではないかと予測しており、新天皇陛下即位による10連休の影響は大きいようだ。
 また、それ以外にも「大手の建築業者と付き合いをしていて、ある日突然切られることがあり、がっかりする。今後の商売を考えさせられる」という声が寄せられた。このような話を耳にする度に業界の地盤沈下を痛感せざるを得ない状況となっている。調査委員会を務める仲買は小規模の店が多く、景気の波をまともには受けない立ち位置にあるが、体力が少しずつ落ちてきているようだ。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2019年5月)