分散型エネルギーシステムが 地域の電力を支える時代に

エネルギー政策の見直しが避けられない現在、「分散型エネルギー」への関心が高まっている。風力発電をはじめ国内外で自然エネルギーの研究開発・利用促進に取り組んできた牛山泉・足利工業大学学長は「私たちはいままでエネルギーをハンティングしてきたようなもの」と表現する。「人間は食糧を栽培することによって生き残ってきた。エネルギーも同じ。持続可能な社会をつくるためには持続可能なエネルギーでなければ生き残れないのではないか」と語り、「それは街から、足元からできる」と小規模分散型エネルギーへの転換を訴えている〈平成23年7月23日・栃木県佐野市環境シンポジウム(主催=佐野市環境ネットワーク会議)での講演採録。文責・編集部〉。
情報提供:株式会社 日本住宅新聞(2011年8月)